コース紹介

植物・園芸学、動物・昆虫学、地理・考古学、地球・気象学、天文学、恐竜・古生物学の6コースに分かれ、専門分野への知識を深めていきます。

地球・気象学

気象・大気環境学、地質・鉱物学、防災・砂防学、固体地球・地震学など地球科学関連の講義が幅広く充実。洪水や地すべりといった自然災害、ヒートアイランドや熱中症など、社会生活や環境問題に役立つ知識と技術を身につけることができます。
研究では、実際のフィールドで自然現象の不思議やすばらしさを体感します。地球の大気から深部までさまざまな分野をテーマに、人類に対する自然の脅威も含め、幅広く探求することができます。

○ 気象学分野の紹介

講義・研究


3年生の実習では例として、2泊程度の宿泊をしながら地質巡検を行います。室戸巡検では、四国南部の室戸岬周辺の付加体の地質と、隆起によって形成された海成段丘を観察し、プレート運動に伴う大地の動きを実感します。山陰海岸巡検では、日本海形成前後につくられた地層や玄武洞の柱状節理、鳥取砂丘など教科書でもおなじみの地層や岩石を手に触れながら観察します。


講義や実習のなかで、地球科学に関わる施設を見学することもあります。たとえば気象台の見学では、日々の天気予報や気象観測、地震・津波情報、防災業務などの説明をうけます。また、土質試験所で岩石や地質に関する実験の様子や土石流を防ぐ砂防施設を実際に見学します。


卒業研究では、さまざまな研究テーマを選ぶことができます。たとえば気象を観察し、気温や風速などを測定することで現象の把握や発生メカニズムの解明にチャレンジします。地元の岡山はもちろん、日本全国の地域を対象に、地域特有の自然現象を研究しています。学生は、自分の出身地域を研究フィールドに選ぶ場合もあります。

関連する講義・実習の科目例



基礎科目 地球科学概論Ⅰ、地球科学概論Ⅱ、天文・地球気象学のための数学Ⅰ、天文・地球気象学のための数学Ⅱ、天文地学実習
専門科目 地球システム科学、地質学、鉱物学、地質図学、地球化学、環境気象学、防災気象学、大気物理学、天気図解析、地学実習、地震学、水理学、砂防学、測量・地理情報システム、気象予報の流体力学、土木地質学、土質・岩盤力学
上級科目 野外博物館実習D(地球気象)

※ 上記の科目は、令和4年度入学生のものです。カリキュラム変更の関係で、一部変更となる場合があります。