昆虫学
生態学、生理学、行動学などを広く学習します。さまざまな昆虫を対象とし、野外調査と室内実験の両面から研究を進めます。また、昆虫以外にも陸棲軟体動物などについても研究します。
講義・研究
岡山市内の山や川で昆虫相を学び
さまざまな昆虫の採集法や標本作成
室内での講義や実験科目だけではなく、野外実習も行いながら昆虫について学びます。1、2年次の野外実習では、岡山市内の山や川で採集を行い、昆虫相を調査する実習を実施します。3年生の実習では、宿泊を伴う野外調査も行い、さまざまな昆虫の採集法や標本作成等についても学びます。
野外調査と室内での飼育実験
野外調査と室内での飼育実験から、さまざまな昆虫などの生態、生理、行動を調べます。また、昆虫や陸棲軟体動物が、いかにして季節の変化を予測して一年間を過ごしているのかや、どうやって生存に不適な寒い冬などを耐えているかについて調べます。
地球上で最も種数の多い生物である昆虫の生活について明らかにします。
研究を進めるための設備
ゼミ室には実体顕微鏡はもちろん研究を進めるための設備が整っています。インキュベーター (恒温器) は温度や湿度、光周期などの環境条件を厳密に制御できる装置で、一貫した条件下で飼育実験を行うことが可能になります。また、昆虫標本作成に必要な展翅テープ、展翅板、昆虫針なども共用で大切に使用しています。
関連する講義・実習の科目例
- 基礎科目
- 生物科学概論、生物学実習
- 専門科目
- 環境生理学、昆虫科学、昆虫生理・生態学、応用昆虫学、昆虫学実習
- 上級科目
- 野外博物館実習 (生物学)
※ 上記の科目は、令和7年度入学生のものです。カリキュラム変更の関係で、一部変更となる場合があります。