就職・資格・進路

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就職情報

学科の就職支援方針

生物地球学科では、学生が自身の強みを活かし、希望する業界・職種で活躍できるよう就職支援を行っています。キャリアガイダンスや履歴書指導、OB・OGによる会社説明会など、学生一人ひとりに寄り添った支援を提供します。

就職担当の教員が生物地球学科の就職支援方針についてお話ししています。ぜひご覧ください!

生物地球学科では、民間企業に在籍した経験のある就職担当教員を配置し、個々の学生に焦点を当てた就職指導を行っています。
民間企業エンジニアの視点から就活学生への助言を適切に行い、学生の希望する企業への就職を支援しています。

毎年40社以上の企業の訪問を受け、情報交換しております。時代の変化に対応した就職指導の模索し続けています。学科教員も就活レベルを上げて、学生ともに成長していきます。

生物地球学科独自の就職支援イベント

01キャリアガイダンス

本学科では、1年生~4年生までを対象にキャリアガイダンスを実施しています。就職支援サイト「マイナビ」様や「リクルート」様をお招きし、毎年それぞれ4回の講演イベントを開催しています。これらのイベントでは、年々変化する就職状況に関する最新情報を提供いただいており、地方では得られにくい貴重な知識を学生に届けています。また、国内外を含めた幅広い就職支援にも力を入れています。

02会社説明会(学科OB説明会)

本学科では、卒業生(OB)を招いた会社説明会を年間平均4回程度開催しています。学科OBが自らの仕事内容を楽しそうに語る姿は、学生にとって非常に印象的で、教員が説明する以上に学生の関心を引いています。さらに、大学時代の経験や学生時代にやっておくべきことについての具体的なアドバイスは、学生にとって非常に有益で、進路選択の大きな助けとなっています。

03履歴書講座

本学科には6つのコースがあり、幅広い知識を習得できる点が特長です。多様な分野の視点を身につけられる点は、本学科の卒業生の優位性となっています。さらに、野外調査のスキルを持つ人材として、多くの企業から高い評価を受けています。
こうした企業の人事担当者からの声をもとに、学生が履歴書でどのような視点を持ち、自身の強みを効果的にアピールすればよいかについて指導を行っています。この講座を通じて、学生は自分の魅力を最大限に伝える方法を学んでいます。

04企業紹介動画の公開

本学科では、企業から提供いただいた会社説明用の動画を、大学内のシステムを通じて学生に公開しています。学生は、自分の興味のある企業の動画や関連資料を視聴することで、企業の魅力や業務内容を詳しく知ることができます。このシステムにより、学生は事前に情報を収集し、志望企業を明確にすることが可能です。

05就職相談(履歴書指導など)

学生からの履歴書添削や就職相談を随時受け付けています。面接指導については、プロの面接官が所属するキャリア支援センターの協力を得ていますが、履歴書の記載内容に関しては、本学科の学修方針を踏まえた適切なアドバイスを行っています。この指導により、学生は学科での学びを効果的にアピールできる履歴書を作成することができます

06現地見学会

生物地球学科では、国や都道府県などの自治体、企業の協力を得て現地見学会を開催しています。書類やWEBの情報だけでなく、実際に現地を訪れ、そこで得られる実体験は非常に貴重です。これらの見学会に参加することで業界への理解が深まり、実際にその分野に進んだ卒業生も多くいます。現場での体験が、将来の進路選択やキャリア形成に大きく役立っています。

就職進路支援の視点から生物地球学科を選ぶ理由

01学芸員への道

生物地球学科の特長の一つとして、多様なコースの学びを経験できる点が挙げられます。これは、学芸員を目指す上で非常に重要な視点です。多角的な学びを通じて、展示物の取り扱いや解釈に関する幅広い知識を身につけることができます。学芸員として活躍するためには、多様な来館者に対し、それぞれのニーズや特性に応じた「おもてなし」のスキルが求められます。本学科のカリキュラムでは、多様なコースの実習を通じて実践的な経験を積み、説明力や対応力を養うことができます。この点について、元須磨水族館館長より「生物地球学科のカリキュラムは、学芸員に必要なスキルを身につける効果的な内容となっている」と、高い評価を頂きました。右図は、教職学芸員を目指す昆虫学コースの学生が経験する標準的な実習カリキュラムを示しています。これらの多様な実習を通じて、学芸員として必要な素養や実践力を十分に培うことができると考えています。

02建築コンサルタントへの道

建設コンサルタント業界は、インフラ整備に必要な設計図を作成する重要な役割を担っています。本学科で学ぶ内容と建設コンサルタント業界の業務を比較しました(右図)。ご覧の通り、両者は非常に類似した内容となっています。本学科の実習内容には、測量、地質調査、動物生態調査、昆虫採取、考古学的発掘、気象観測など、多岐にわたる分野が含まれており、これらは建設コンサルタント業界の業務内容とほぼ一致しています。このような実習を通じて、学生は実務に直結するスキルを身につけることができます。以上の内容を踏まえると、本学科のカリキュラムは建設コンサルタント業界に高い適合性を持っていると言えます。その証拠として、本学科の名称は業界内で広く知られており、多くの大手企業が本学科を訪れ、継続して本学科の学生を採用しています。

取得できる資格

生物地球学部 生物地球学科で卒業後に認められる学位は、学士(理学)になります。
他にも教員免許や博物館学芸員などの資格が取得可能です。

取得可能な資格・免許

教員免許 ※1

学校で教師として働くために必要な資格のことで、生物地球学科では、以下の免許の取得が可能です。
中学校教諭1種免許状(理科)
高等学校教諭1種免許状(理科)
本学科では、
・教職課程で認められた科目について14単位まで、
・教職課程で理科の指導法に関する科目は8単位までを
卒業単位と兼ねることを認めています。
また、
・生物地球学科の専門講義で教科に関する科目は12単位まで、
・生物地球学科の専門関連科目は16単位までを
卒業単位と兼ねられますので、
教員免許の資格取得には、かなり優位なカリキュラムとなっています。

教員免許を持つことによって、公立学校の教員採用はもとより私立学校の教員や公立学校の非常勤講師などの道も開けます。
小学校教諭2種免許状はオプションで取得することができます。

学芸員資格 ※1

学芸員は、文化・歴史・科学を支える重要な専門職であり、博物館や美術館で働くための資格として位置づけられています。この資格を取得することで、学術的な研究や地域文化の保全、教育活動など幅広い分野で活躍する道が開けます。
本学科では、
・学芸員課程で認められた科目について14単位までを
卒業単位と兼ねることを認めています。
また、
・生物地球学科の専門科目は6単位を
卒業単位と兼ねられますので、
学芸員資格の取得には、かなり優位なカリキュラムとなっています。

また、生物地球学科の教員には、博物館に関与した経験を有している教員がおり、実習を通じて水族館や博物館の情報が得られることも、学科の選択において大きな魅力の一つと言えるでしょう。

自然再生士補 ※2

自然再生士が行う自然再生に関する業務や活動を補佐する役割を担います。自然再生に必要とされる技能を有する者の資格で、財団法人日本緑化センターが認定しています。

測量士補 ※2

測量業務に従事するための基礎的な知識と技術を有することを認定する国家資格で、日本の測量法に基づいて設けられています。
生物地球学科では、必要科目の単位を修得し、卒業後資格認定機関に申請し認められれば、認定されます。基本的に下記のルールに従えば卒業生は認定されています。
【必要科目】
天文・気象学コース、地球・災害科学コースの専門科目と基盤教育科目の数学、物理、地学の講義を主体とした単位で卒業単位を構成することによって単位認定されます。上記単位の「割合」で認定されますので、卒業単位ぎりぎりで資格取得することが可能です。

本資格は、インフラ整備業界において重要な資格であり、下記で示した技術士補とともに取得すると、圧倒的に有利な就職活動を進めることができます。資格取得のための単位が必要ないことから、上記2コースを希望する学生にとっては、とても魅力的な条件となっています。

※1 教員免許・学芸員資格について卒業単位を兼ねることが可能なのは2025年度入学生からです。

※2 必要科目の単位を修得し、資格認定機関に必要な単位数が認められれば、認定される資格です。各個人で資格認定機関に申請する必要があります。

学習内容と関連した取得が目指せる資格

気象予報士

気象予報業務を行うときに必要な国家資格です。難易度が高く全国合格率は低いですが、在学中に合格者が出ています。

ビオトープ管理士

自然と共生するまちづくりを目指す技術者で、財団法人日本生態系協会の認定資格です。地域の自然生態系を守るビオトープ事業・自然再生事業などで活躍できる人材です。

公害防止管理者(大気関係)

エネルギー供給や製造業に関する工場などで、公害防止のために必要となる国家資格です。工場施設からの公害発生を抑止する役割を担います。特に大気汚染に関する学習を通して、大気関係の資格を目指せるようになります。

生物分類技能検定(3級・4級)

生物調査や環境保全などに関わる業務において必要とされる動植物の分類能力を育成する技能検定です。財団法人自然環境研究センターの認定検定です。

ITパスポート

情報技術(IT)に関連する基礎的知識・素養を認定される国家資格です。2009年に新設された比較的新しい資格で、注目されています。

技術士補

主にインフラの設計図を作成する建設コンサルタント技術者として必須の国家資格です。技術士は、科学技術の応用面に携わる技術者にとって最も権威のある国家資格であり、通常技術士補として業務経験を積んだ後に受験資格が得られます。本学科では、近年合格者を出しており、3年生も合格しています。3年生で有資格者となった学生は、多くの建設コンサルタント企業から圧倒的な支持を得ています。

防災士

社会の様々な場で減災と社会の防災力向上のための活動が期待され、かつ、そのために十分な意識・知識・技能を有するものとして、NPO法人日本防災士機構が認定する資格です。

予想される卒業後の進路

予想される卒業後の進路

生物地球学科の業種別進路データ(2015~2023年度)

主な就職先(2015年~)

サービス系
  • 日本郵便株式会社
  • 太陽建機レンタル株式会社
  • 新日本ツーリスト株式会社
  • オーエム機器株式会社
  • 株式会社フジトラベルサービス
卸売・小売系
  • 株式会社岡山マツダ
  • 株式会社コスモス薬品
  • 株式会社ザグザグ
  • 大黒天物産株式会社
  • 株式会社岡山丸果
  • まほろば珈琲店
土木建設系(建設コンサルタント業)
  • 株式会社エイト日本技術開発
  • 株式会社建設技術研究所
  • 株式会社オリエンタルコンサルタンツ
  • 大日本ダイヤコンサルタント株式会社
  • 応用地質株式会社
  • アジア航測株式会社
  • 株式会社ウエスコ
土木建設系(建設業)
  • 日特建設株式会社
  • 前田道路株式会社
  • 佐藤建設工業株式会社
  • 中村建設株式会社
  • 株式会社レールテック
環境系
  • いであ株式会社
  • 日本ミクニヤ株式会社
  • 株式会社気象工学研究所
  • 日本カルミック株式会社
  • 平林金属株式会社
生物系
  • 東洋産業株式会社
  • 有限会社アグリ元気岡山
  • 株式会社エー・ピーカンパニー
  • 株式会社共進牧場
  • イノチオ精興園株式会社
製造系
  • 株式会社岡山木村屋
  • 日亜化学工業株式会社
  • ユニ・チャームプロダクツ株式会社
  • キング醸造株式会社
  • オハヨー乳業株式会社
業種就職先業種就職先サービス系
  • 日本郵便株式会社
  • 太陽建機レンタル株式会社
  • 新日本ツーリスト株式会社
  • オーエム機器株式会社
  • 株式会社フジトラベルサービス
流通運輸系
  • 西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)
  • 両備ホールディングス株式会社
  • 佐川急便株式会社
  • 岡山県貨物運送株式会社
  • 西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)
情報系
  • 株式会社両備システムズ
  • 株式会社日本オーエー研究所
  • 株式会社放送衛星システム
  • 日本電気航空宇宙システム株式会社
  • 国際電子株式会社
教育系
  • 特定非営利活動法人那須高原自然学校
  • 株式会社乗馬クラブクレイン
  • 株式会社個別指導塾スタンダード
保険金融系
  • あいおいニッセイ同和損害保険株式会
  • 株式会社中国銀行
  • 明治安田生命保険相互会社
鉱山・資源系
  • 株式会社カルファイン
  • 株式会社りゅうせき
公務員・団体
  • 気象庁
  • 林野庁
  • 岡山県庁
  • 公益財団法人豊田市文化振興財団
  • 香川県漁業協同組合
  • JA晴れの国岡山
医療福祉系
  • 高田歯科医院
  • 医療法人青木内科小児科医院
  • のぞみ耳鼻咽喉科
  • 株式会社メッセージ
教員
  • 岡山県公立学校教員
  • 鹿児島県公立学校教員
  • 大阪府公立学校教員
  • 広島市公立学校教員
  • 香川県公立学校教員
博物館など
  • 伊丹市こども文化科学館
  • 阿南市科学センター
  • 京都市青少年科学センター
  • 長崎市恐竜博物館
  • 株式会社ネオビエント(あすたむらんど徳島)
  • むろと廃校水族館
  • 城崎マリンワールド

主な進学先(2016年~)

岡山理科大学大学院/東北大学大学院/筑波大学大学院/東京工業大学大学院/東京大学大学院/名古屋大学大学院/京都大学大学院/神戸大学大学院/兵庫県立大学大学院/岡山大学大学院/広島大学大学院/九州大学大学院

卒業生紹介

4年間での学びを終え、学んだ専門分野を活かして実際に活躍している卒業生のインタビューをご紹介します。