コース紹介

植物・園芸学、動物・昆虫学、地理・考古学、地球・気象学、天文学、恐竜・古生物学の6コースに分かれ、専門分野への知識を深めていきます。

植物・園芸学

植物系統分類学、系統進化学、生態学などの幅広い植物学と園芸学を学習することができます。野生植物および果樹などの園芸植物を、野外や圃場、実験室などで多彩な科学的手法を使って研究します。

講義・研究


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実習では、野生植物の植物相調査や果樹を用いた園芸学を学びます。その基礎として、まずは植物の名前や特徴を知る必要があります。そのために、実際に野外で植物を採集したり、圃場で植物の特徴を観察したりします。採集した植物はおし葉標本などにし、詳しい植物図鑑をもとに植物名や特徴を調べます。


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北上山地の自生梨と野生化梨。
様々な大きさ、形の果実がある。

卒業研究では、野生植物から栽培植物までさまざまな植物種を対象に、野外での植物相調査や生態調査、露地での栽培実験、植物標本庫での形態学的分析、実験室での遺伝子レベルの解析までしています。さらに、これらの自然科学的手法に加え、文献調査や聞き取り調査などの人文科学の手法も交えて研究することもあります。


大学構内には、植物育成施設や人工湿地があり、モモやブドウの果樹から水生植物まで、さまざまな植物を育てています。
ここで育てられた植物は、実習や研究で利用されています。また、貴重な植物の系統保存もしています。
そのほかに、各地から収集された植物のおし葉標本を収蔵した植物標本庫もあります。

関連する講義・実習の科目例



基礎科目 園芸学概論、生物科学概論Ⅰ、生物科学概論Ⅱ、生物学実習
専門科目 植物系統分類学、植物生態学、植物形態学、系統地理学、植生学、資源植物学、植物園芸学実習
上級科目 野外博物館実習A (植物)

※ 上記の科目は、令和4年度入学生のものです。カリキュラム変更の関係で、一部変更となる場合があります。