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生物地球学部 生物地球学科でおこなわれている、様々な講義・野外実習・各研究室でのイベントを紹介しています。随時、記事がアップされますので楽しみにしてください。

4年生・森山雄太さん(大橋研究室)の卒業研究の成果が、山陽新聞(1/26・朝刊)で紹介されました。卒業研究で森山さんは、環境問題となっている微小粒子状物質PM2.5の岡山平野への飛来状況を解析しています。
これまでは3月を中心とする春の季節に、おもに中国大陸からのPM2.5が日本での高濃度現象をもたらしているといわれていました。ところが、環境省と自治体が管理運営する大気汚染常時監視局の年間のPM2.5観測データを解析したところ、夏の8月にも春に匹敵する高濃度が記録されることがわかりました。これには、太平洋高気圧が関与しているようで、日本列島の南側に高気圧の中心が位置するような気圧配置になると岡山では南西風が卓越するようになり、PM2.5の濃度が上昇する傾向がみられました。また、PM2.5は中国由来だけでなく工業地帯や交通量の多い国道などからの地元由来も多く含まれている可能性も、解析から示唆されました。

詳細リンク先
https://www.big.ous.ac.jp/~ohashi/topics.html