ニュース

生物地球学部 生物地球学科でおこなわれている、様々な講義・野外実習・各研究室でのイベントを紹介しています。随時、記事がアップされますので楽しみにしてください。

日本で最も権威がある鳥類の学会「日本鳥学会」の2019年度大会(9月13~16日・東京)で、生物地球学部生物地球学科4年、中原多聞さんが最優秀ポスター賞(保全・形態・遺伝・生理・その他部門)を受賞しました。

中原さんは、「骨内部構造から考察するペンギン類の水棲適応」と題し、ペンギン類が水中生活に適応するために、成長段階や潜水能力の程度によって骨構造が変化することを世界で初めて明らかにしました。
今回、ポスター発表は全部で137件あり、①保全・形態・遺伝・生理・その他部門②生態・行動部門の2部門からそれぞれ1名が最優秀賞を受賞しました。審査はオリジナリティ・重要性・妥当性・将来性・わかりやすさの評価基準で行われます。

中原さんは「このような賞を頂けて大変光栄です。本当に色々な方にご協力頂いていましたので、そのお力添えに結果でお返しでき、本当によかったと思っています」と喜んでいます。
また、指導教員の林昭次講師は「たくさんの素晴らしい研究発表の中で、中原君の研究が評価されたのはとても嬉しく思います。彼の努力の成果が実を結んだのだと思います。これからの彼の研究成果にとても期待しています」と話しています。

今回の中原さんの研究発表に携わったのは次の皆さんです。(敬称略)
林昭次、奥田ゆう、皆木大生、小平将大、知花宇晃、亀崎直樹(以上、岡山理科大学)立川利幸、進藤英朗、久志本鉄平、上原正太郎(以上、下関市立しものせき水族館)村上翔輝、恩田紀代子(以上、NIFREL)石川恵、伊東隆臣(以上、海遊館)毛塚千穂、樋口友香(以上、須磨海浜水族園)安藤達郎(足寄動物化石博物館)