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生物地球学部 生物地球学科でおこなわれている、様々な講義・野外実習・各研究室でのイベントを紹介しています。随時、記事がアップされますので楽しみにしてください。

生物地球学科 地球・気象コース(環境気象学研究室)の大橋先生が、平成30年度ウエスコ財団優秀研究者賞を受賞されました。
愛媛県西部の大洲市を流れる肱川の河口域では、冬期に「肱川あらし」とよばれる強風が吹きます。
「肱川あらし」は、霧を伴った強風が大洲盆地から肱川沿いに河口へ向けて吹き下ろす現象です。
大橋先生が研究室の学生とともに現地へ出かけ、「肱川あらし」の冷たい強風が人体へどんな
ストレスを与えるのか、体を張って調べた研究成果です。

2018年に学術雑誌、International Journal of Biometeorology で掲載された論文が評価されての受賞となりました。

【受賞名】平成30年度ウエスコ財団優秀研究者賞
「人のバイタル・モニタリングによる寒冷ストレス評価  -冷たい局地風「肱川あらし」の事例- 」

【団体名】公益財団法人ウエスコ学術振興財団
http://wesco.sakura.ne.jp/zaidan/business/recognition.php


大洲市の肱川河口(長浜地区)が肱川あらしで覆われる様子。手前にみえる赤い橋を渡ります。


赤い橋を渡って身体へのストレスを測定している様子。とても寒いですが、肱川あらしの絶景は一見の価値あり。