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生物地球学部 生物地球学科でおこなわれている、様々な講義・野外実習・各研究室でのイベントを紹介しています。随時、記事がアップされますので楽しみにしてください。

修士1年生の井上れなさんが、第30回硬組織再生生物学会学術大会で、優秀発表賞(Oral Presentation Award)を受賞しました。硬組織再生生物学会が毎年主催する学術研究発表会で、審査委員による厳正な投票により選ばれました。

この研究は、本研究室だけでなく、本学科の古脊椎動物学研究室(千葉先生)、臨床生命学科の組織病態学研究室(辻極先生)との共同研究であり、卒業研究から継続して行っている、産卵期爬虫類におけるカルシウム代謝に関わる研究です。病理学的な手法を用いながら、現生爬虫類における体内代謝を考えていくことは、今後の古生物学研究にも様々なアイディアを提供してくれます。また、学際的な視野で新たな知見を見出す手法は、生物地球学科ならではの研究ともいえます。

井上さんは「研究の過程で様々な先生や先輩にご協力頂き、大変お世話になりました。今後も皆様と議論をすすめ、化石動物へも応用できる技術の基礎になりたい」と話しています。

発表タイトル:産卵期における現生カメ類の骨組織学的研究
発表連名者:井上 れな・辻極 秀次・千葉 謙太郎・高崎 竜司・実吉 玄貴