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生物地球学部 生物地球学科でおこなわれている、様々な講義・野外実習・各研究室でのイベントを紹介しています。随時、記事がアップされますので楽しみにしてください。

古生態・古環境学研究室(実吉)が実施している、科学研究費補助金若手(B)『石英粒子を用いた化石標本の新たな産地同定法の開発』(代表;実吉玄貴)では、8月4日から20日の日程で、モンゴル・ゴビ砂漠での地質調査および化石発掘調査を実施しました。
本年は、ゴビ砂漠中央部に分布するDjadokhta層の上部白亜系風成層や河川成層を中心に、地層記載とサンプリング、化石調査を行いました。Udyn Sayrと呼ばれる化石産地では、Protoceratops幼体全身骨格も発見されています。
採取されたサンプルは、今後、大学において各種化学分析を実施し、風成層堆積時の古環境解析や、盗掘化石研究へ応用される予定です。後日、調査の詳細を研究室HPにて公開予定です。


発見されたProtoceratops幼体の全身骨格(後日ジャケットにて採取)


フィールドでの一コマ;学生による地層記載


記載中にみつけた恐竜の指骨化石