第17回生物地球システム学科談話会
生地談話会
題目:昨年度行った海外調査の話3題
1 こんなこともあるさ、ジャワ島
2 ヒマラヤの原点に還る、シッキム
3 南の島の頂上にヒマラヤの断片を見る、ボルネオ島
講演者:池田 博さん(生地教員)
講演概要:演者はヒマラヤの植物の研究をしている。昨年度は、2003年7月6日から7月 15日まで、インドネシア・ジャワ島で調査を行ない、直後の7月16日から8月 9日まで、インド・シッキムで調査を行なった。さらに、今年3月12日から3月 24日まで、マレーシア・ボルネオ島に行ってきた。 1)ジャワ島では、50年前に採集されたきり、採集記録のないバラ科キジムシ ロ属植物(愛称ポテチン)を探しに行く。今も活動を続ける火山の噴煙を浴び ながら進んだその先に見つけたものは!? 2)シッキムは、ネパールとブータンに挟まれた、湿潤ヒマラヤといわれる降 雨量の多い地域で、演者が研究を始めた頃に行った東ネパールに気候が似てい る。雨と山ビルに悩まされながら登った先では、懐かしい顔ぶれが迎えてくれ た。 3)ボルネオでは、高さ4,000m を越えるキナバル山に登る。1日で標高差 1,500m の登り降りをして探し出したポテチンは、やはりヒマラヤの顔をして いた。なぜこんなところに??? この3回の海外調査の報告を、スライドを使って説明を行なう。
日時:5月27日(木)16:30-17:30
場所:21号館1階会議室