第112回生地談話会開催のお知らせ
生地談話会
演題: 人とイルカの関係を考える―心理士が理大で学んだ視点―
演者: 門多 真弥
日時: 2025年2月27日(木) 16:45から1時間程度(予定)
場所: 岡山キャンパス C2号館【C0211講義室】
要旨: 福祉領域の資格(臨床心理士・公認心理師)を持つ社会人学生の理大での経験をお伝えしたい。筆者は、子どもの支援現場に勤務しながら、「アニマルセラピー」とも呼ばれる「動物介在介入」に関心を持ち、人とイルカの関係に興味を抱いた。本学博士後期課程では、亀崎直樹教授のもと、人がイルカに抱く「親和性」を中心に研究を行った。
研究では、日本人の動物に対する感情についてアンケート調査をし、水族館で来館者の声を録音・分析し、日本人の水族館への印象を探った。さらに、野生のスナメリと漁師の関係や保護の必要性、飼育下のハンドウイルカと人の性格の関連についても調査を実施した。結果として、人が鯨類に抱く感情は個性や種類によって異なることが明らかになり、これを基に議論を展開した。