第111回生地談話会開催のお知らせ
生地談話会
第111回生地談話会開催のお知らせ
演題: 日本の亜熱帯ならびに暖温帯性ナナフシ目(Phasmatodea)昆虫の生活史を調節する休眠機構の解明
演者: 中野 晏志
日時: 2025年2月25日(火) 16:45から1時間程度(予定)
場所: 岡山キャンパス C2号館【C0211講義室】
要旨: ナナフシ類は、主に熱帯・亜熱帯地域に分布し、植物に擬態して生活を送る昆虫である。日本では、亜熱帯地域である南西諸島に多くの種が分布し、北方ほど数が少なくなる。本発表では、日本の亜熱帯地域原産のアマミナナフシおよび温帯地域原産のエダナナフシの2種を取り上げ、その生活史について解説する。特に、昆虫類が生存に適さない時期を乗り越えるための生理的な適応である休眠に焦点を当て、その生態的意義について研究成果を交えて発表を行う。