第60回生地談話会を下記の通り開催致します。学内外のどなたでも自由に参加できます。皆様のご参加をお待ちしています。

演題：傍観者から見た「全地球史解読」

講演者：吉田 茂生（名古屋大学大学院環境学研究科）

概要：  
だいぶん前の科研費重点領域研究に「全地球史解読」というものがあった。私自身はその科研費にそれほど関与していたわけではなかったが、代表者の熊澤峰夫が私の指導教員の一人だったので、関連する研究会に出席する機会も多く、さらに「全地球史解読」という本の編集に携わることになった。  
本講演では、そういう立場から見て、「全地球史解読」の底に流れる考え方がどのようなものであったかを包括的に紹介する。熊澤にとっては、これは単に大きなプロジェクトを動かすという以上に理念的なこだわりがけっこうあって、それが良くも悪しくもこのプロジェクトの性格を独特のものにしていた。そういったコンセプトの部分を中心にして紹介したいと考えている。  
キーワードは、地球史第七事件、スーパープルームなどである。

日時：３月９日（月）１５：００～１７：００  
場所：２１号館１階会議室  

                   世話人 横山由紀子