豪雨に起因する土砂災害が「いつ」「どこで」発生するのかを、データに基づいて分析・評価しています。
「いつ」がわかれば、気象予報や避難情報の高度化につながり、「どこで」がわかれば、より精度の高いハザードマップの作成に貢献できます。
エンジニアとして培った実務経験を活かし、防災事業の現場に直結する研究に取り組んでいます。
研究者になるまでの経緯を深堀り!
自分が研究者になることは全く考えていませんでした。
研究者になったきっかけ:大学からお声がけを頂いたことをきっかけに現在の職に就きました。それまでは、自分が研究者になることは全く考えていませんでした。
経緯:急な進路変更を余儀なくされ、今後の進路に対して意識的にアンテナを立て始めた折、タイミングよく大学からお声がけをいただきました。
研究者ってどんな生活をしているの?
意識的に休暇を大切にし、業務とのバランスを図るように
朝がいちばん元気があり、昼過ぎからは少しずつ体力が落ちてきます。夜は目が見えなくなります。
現在は役職上多忙であり、新たな研究テーマを立ち上げるよりも、これまで学生と進めてきた研究を着実にまとめていくことを目標にしています。今年度は意識的に休暇を大切にし、業務とのバランスを図るようにしています。
研究室について
研究室はどんなところ?
本研究室では、週1回のゼミ発表やディスカッションに加え、現地調査やデータ解析などを通じて、学生が主体的に研究生活を送ります。卒業生の約7割が防災業界に就職しており、現地調査や講演会を通じた民間エンジニアとの交流を積極的に行うことで、働くイメージを早い段階から持てるよう工夫しています。
卒業研究では、教員のテーマをそのままなぞるのではなく、学生自身が興味や問題意識からテーマを立て、調査・分析・論文執筆まで自らの手で進めていきます。教員はそのプロセスを支えながら、必要な技術や考え方を伝えていきます。
こうした経験を通じて、現場で活躍できる即戦力のエンジニアへと成長していくことを期待しています。
当ゼミを希望する学生へ
本研究室のフィールドワークは、工事現場に出向く機会が多くあります。
現場では安全面はもちろんですが、「あいさつ」や「コミュニケーション」がとても大切です。そのため、自分からしっかり声を出してあいさつし、意見を伝えることを常に指導しています。
ゼミ室は、大学生活のなかで一番楽しい場所になってほしいと考えています。
佐藤ゼミは、よく笑い声が聞こえる“にぎやかなゼミ”として知られています。毎日ゼミ室に顔を出して、仲間とたくさん話をしながら、思いきり大学生活を楽しんでください。

佐藤 丈晴防災・減災研究室
岡山大学大学院理学研究科地学専攻を修了後、株式会社エイトコンサルタント(現エイト日本技術開発)に入社。国土交通省関連の防災事業にエンジニアとして従事。2013年に岡山理科大学に着任後2022年に現職。






