大学院

生物地球科学研究科では、生物学、地理・考古学、地球科学に基づいたフィールドサイエンスを中心とした学際領域の研究・教育に取り組み、幅広い視野と知識を持ち、主体的に社会で活躍できる人材の養成を目的としています。

研究紹介

生物地球学部の6コースを収斂した生物学、地理・考古学、天文・地球科学の3系列で構成されています。

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生物学系列

生物学系列は、学部の植物・園芸学コースと動物・昆虫学コースと連携しています。研究対象は、被子植物や園芸植物、淡水・海水を含む魚類や両生類、爬虫類、哺乳類など多彩な水生動物および昆虫が中心となり、野外調査と室内実験の両面から、 生態学、行動学、園芸学、系統分類学、生理学、環境動物学などの研究を進めます。


  • 園芸植物や被子植物における多様性の解明や分類学的研究
  • 昆虫の生活史適応の解析
  • 魚類における行動生態学・進化生態学・ 群集生態学的研究
  • カメ類を中心とした自然史に関する研究
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地理・考古学系列

地理・考古学系列は、学部の地理・考古学コースと連携しています。他系列と連携した地質・地形などの幅広い地理学、東アジアを中心とした旧石器時代から近代にかけての遺跡が対象の考古学や動物考古学の研究を行います。また、 遺跡の調査や土器などの発掘などから昔の人のくらしを研究します。


  • 古代における日本と朝鮮半島の交流に関する研究
  • 古代・中近世土器の生産と流通(自然科学的手法による胎土分析)
  • 動物考古学を中心とした環境考古学と古生態人類学
  • 地形環境変化と遺跡立地、土地開発史に関する地理学的研究
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天文・地球科学系列

天文・地球科学系列は、学部の恐竜・古生物学コース、地球・気象学コース、天文学コースと連携しています。恐竜や古脊椎動物から地球の大気・地質まで、天体の基礎から超新星まで、多彩な天文・地球科学分野を題材に、古生物学、古生態・古環境学、天文物理学、天体力学、地震学、気象学、地質学、防災学などを幅広く研究します。


  • 星や惑星がどのようにできたのかの観測的・数値的研究。観測装置・天文教材の開発や評価も。
  • 地磁気学、とくに地球磁場変動に関する実験・解析的研究
  • 局地気象、大気環境、生気象に関する観測的・数値的研究や豪雨災害および防災に関する研究
  • 恐竜を中心とした古生物の研究
  • 堆積相解析と化石記載に基づく化石タフォノミー的研究