古生物学基礎実習Iで真庭市蟹川と奈義町ビカリアミュージアムに行きました
古生物学基礎実習Iの実習として、真庭市の蟹川および奈義町のビカリアミュージアムを訪問しました。
午前中は、阿哲石灰岩の露頭が見られる蟹川で、古生代のフズリナ(紡錘虫)などの化石採集を行いました。学生たちは地層の観察や採集作業を通して、フィールドでの地質調査と古生物の見つけ方を実践的に学びました。
午後は、奈義ビカリアミュージアムに移動し、展示を見学した後、実際に化石を掘り出す発掘体験を行いました。中新世の地層から産出する貝類化石を中心に、標本の取り扱いや記録方法について学び、現場での観察眼を養いました。館内では学芸員の方からの解説も受け、地域の古環境や生物の多様性についての理解を深めることができました。
座学では得られない、実際に「見る・触れる・考える」体験を通して、学生たちは古生物や恐竜研究の基礎をしっかりと身につけていきました。