最近の出来事2023

 

2023年11月23日 野外帳法実習I(化石)

生物地球学科1年生の野外調査法実習I(化石)を担当しています。本年の実習は、津山市の博物館と奈義町の博物館を訪れ、多様な博物館展示や展示物、岡山県北の自然・歴史を通じた生涯学習活動への理解、などを目的にしています。1日中のバス移動となりましたが、最後の化石発掘まで、参加された学生の皆さんはよく頑張りました。化石採取がとても楽しそうで、集中したせいか、帰りのバスは皆さんぐっすりと休まれていました。この経験を今後の学科学習に役立てて下さい。実習の様子は、学科HPのニュースにも掲載しています。


2023年9月21日 本学科学生による奈義町での職業体験

本年の夏季期間、岡山県奈義町教育委員会のご協力のもと、生物地球学科の3年生~1年生が、奈義町において職業体験を実施しました。町内での各種博物館や美術館での学芸員補佐活動や、教育委員会における事務処理、奈義町役場内における補佐活動など、多岐にわたる職業体験を実施しました。参加学生からは、『教職を目指すうえで教育委員会の考え方や学校との関係がよく理解できた』『自治体活動に対してよく理解できた』など、大変好評でした。今後も方法を考えながら、継続実施していきたいと考えています。実施の様子は、学科HPのニュースにも掲載しています。


2023年8月31日 2023年度モンゴル調査

本年も夏のモンゴル調査を実施しました。昨年度に調査した化石産地の再訪です。また本年度は徹底的に化石産地内を歩いて地層を確認し、産地内の地層分布と古環境復元を行い、かつ年代測定用の試料採取も実施できました。本年度は、本学の研究プロジェクト推進事業にも支援され、これまで調査地域としてこなかった古生代の付加体などの調査も実施しています。岩石試料や化石資料が日本へ到着次第、分析を進めますが、とても楽しみな資料たちです。また、本学の学生がこれらの分析に参加することで、モンゴル調査への研究貢献をしていきたいと考えています。また本年度は理大とモンゴルによる化石発掘の教育プログラムも実施されてました。これは別の機会に、、

【写真上】移動中の昼食風景
【写真中】化石が入っていますが、風化が激しそうですね
【写真下】地層を記録して、化石の産出層のでき方を考えます


2023年6月6日 モンゴル産脊椎動物化石の研究@恐竜学博物館

古生物学系研究室所属の卒論生(4年生)による、モンゴル産脊椎動物化石研究の一環として、モンゴルより採取した試料から化石を取り出す作業を、本学の恐竜学博物館にて行っています。今後、化石を含む地層の特徴を考え合せることで、化石産出層の特徴や産出する化石との関係を探りたいと考えています。とても地味な作業が続きますが、この積み重ねの先に、モンゴル産脊椎動物化石研究への大きな前進を期待できます。今後とも頑張って作業を継続して下さい。

【写真上】博士課程に在籍する先輩から方法を習っています。
【写真中】自らで化石を洗い出しています。
【写真下】砕屑物の中から化石を拾い出す訓練中です。