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2021

  • 2021630日 岡山県備前市で確認されたカヤツリグサ科植物の新雑種分類群にビゼンイ(Schoenoplectiella x naritaensis Yashiro nothovar. bizenensis O. Yano & Torimaru)と命名し、日本植物分類学会英文誌で論文発表しました。2004年に現地調査ですでに雑種分類群を確認していたのですが、検討を重ね、2019年度の矢野研究室の鳥丸さんが当時の卒論として多角的な研究手法で解析を進めました。それらを今回まとめて、さらに追加解析をし、論文発表しました。本分類群は、外部形態解析・染色体解析・DNA解析から母親種ヒメカンガレイと父親種ホタルイの種間雑種であることが明らかになり、さらに近縁な他の雑種と区別できることから、新雑種分類群ビゼンイとして正式発表しました
  • Torimaru Y, Ohi-Toma T, Yano O* (2021) A new hybrid, Schoenoplectiella x naritaensis nothovar. bizenensis (Cyperaceae), from Okayama Prefecture, Western Japan. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica 72(2): 125-134.

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  • 2021320日 今年度は新型コロナウィルスの感染予防をしながら、学部・研究科ごとに卒業式・修了式が行われました。そのなかで当ゼミの大学院生の田村さんが修了生代表として学位記授与されました。これは田村さんの研究内容が高く評価されたからでして、あわせて大学院生物地球科学研究科奨励賞も授与されました。おめでとうございます。本当によく頑張りました。また、卒論生のみなさんもコロナ下で卒研を頑張りました。これらの経験を活かして、これからも社会での活躍を期待しています。ご卒業・修了おめでとうございます!!

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  • 2021310 38-10日に開催された日本植物分類学会20回大会(オンライン大会)で田村さんが研究発表しました。オンラインでの開催ということもあり、慣れずに緊張していましたが、これまでの経験もあり、落ち着いて発表しており、質疑にもしっかりと応答していました。

  • 202133 本学自然フィールドワークセンターの紀要Naturalistae(査読有)で2つの研究報告が公表されました。
  • 1つは2019年のモンゴル調査で得られたカヤツリグサ科植物に関する研究報告です。
    Yano O, Hoshino T, Gundegmaa V, Nakamoto A (2021) Notes on Cyperaceae plants collected from the Mongolia II. Around Ulaan Burgas Pond and Gun Nur Lake area in Selenge Province. Naturalistae (25): 29-34.

  • もう1つは北海道大学の首藤博士と共同で、2017年度のゼミ生の田中さんが卒業研究で行った岡山県瀬戸内市前島でのキク科センダングサ属植物に関する研究報告です。
    田中千尋・首藤光太郎・矢野興一* (2021) 岡山県瀬戸内市前島から見出されたキク科センダングサ属植物. Naturalistae (25): 15-21.

  • 2021210&13 大学院生物地球科学研究科の修論発表会(10日)と生物地球学科の卒論発表会(13日)がそれぞれ実施されました。今年度は新型コロナウィルス問題の影響で、感染予防しながら、例年とは異なる形式での発表会でした。研究する上でも多くのことが制限されていましたが、そのような状況下でもそれぞれが着実に研究に取り組んできたことが伺える発表内容でした。

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