生物地球学部 生物地球学科
昆虫生理生態学研究室
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ゼミの出来事 バックナンバー(2010年度前期)



昆虫採集・標本作成講座
 8月9日(日)に、真庭市の津黒いきものふれあいの里で開催された、「昆虫採集・標本作成講座」に4年生と院生が講師として参加しました。夏休みということもあり、たくさんの親子連れが訪れてくれました。屋外での採集の後で、展翅板などを使った本格的な標本の作成法を説明しました。標本作りはともかく採集に関しては、ひょっとしたら子供たちの方が上手だったかもしれません。

 

 
オープンキャンパスPart2
 8月8〜9日に、オープンキャンパスPart2が開催されました。6月の第1回オープンキャンパスに引き続いて、ポスターや標本、研究室で飼育している昆虫などを参加者に紹介しました。今回は昆虫好きな見学者も大勢来てくれました。最近飼育をはじめたクワガタムシなどの展示に満足してもらえたのではないでしょうか。

 

 
ハッチョウトンボの里 調査隊 2010
 8月8日に、「ハッチョウトンボの里 調査隊 2010」が玉野市のおもちゃ王国で開かれました。毎年夏休みに子供達を対照にして行われるイベントであり、開発で住処を失った生物を移植して保護している人工的な湿地で、ハッチョウトンボなどのトンボやモウセンゴケなどの植物を観察します。大学生も、子供達が生き物を探すお手伝いをし、見つけた動植物の名前を教えてあげます。今年は高学年と低学年に分かれて調査を行い、高学年対象の内容として水質調査も実施しています。

 

 
水生生物イベントに参加
 7月29日に岡山市中牧のラポート牧山で開催された「生きもの講座」に、ゼミ生と院生が参加しました。トビケラ類を専門とする野崎隆夫博士も参加され、非常に特殊な陸生トビケラの調査と観察などを行いました。翌30日には「足守水辺教室」に参加しました。親子連れで参加した大勢の人たちと一緒に水生昆虫を含む水辺の生き物の採集をし、調査結果に関する説明の手伝いなどをしました。

 

 
ハッチョウトンボの調査
 7月24日に、玉野市のおもちゃ王国で、今年第2回目となる湿地の生物調査を行いました。今回は、湿地の代表的な昆虫の一つで、日本で最も小さいトンボのハッチョウトンボの個体数を調べました。前回のモウセンゴケとは違い、動き回る調査対象だけに簡単ではありませんでしたが、今年もたくさんの個体が羽化しており、有意義な調査となりました。今後、得られたデータを分析し、夏休みに実施される子供たちが参加しての観察会などに生かしていく予定です。→その様子はこちら

 

 
旭川源流大学
 7月18〜19日に、「旭川源流大学」が鏡野町の白賀渓谷を舞台に開校されました。岡山の中高生に身近にある豊かな自然を体験してもらおうと例年開催されており、今年は「源流大学」としてパワーアップして一泊二日で実施されました。日頃からゼミとして水生生物と水辺の環境に関わっており、水生昆虫を卒業研究のテーマとしているゼミ生もいるだけに、年間を通じても重要なイベントの一つとなっています。特に今年は、講師として来ていただいた信州大学の東城幸治先生による講義があり、今年度の卒業研究のテーマの一つであるオオシロカゲロウについての研究成果についても聞くことができました。直前までの大雨のため、源流での水生昆虫調査は断念せざるを得なかったのですが、代わりに選んだ調査地での下見でオオサンショウウオを発見することもできました。地元の人たちが草刈などをやってくれており、快適に採集することもでき、事故等もなく無事に大きなイベントを終えることができました。→その様子はこちら

 

 
岡山のひとと自然展
 7月10日から、岡山市デジタルミュージアムで、「岡山のひとと自然展」が開催されています。特別展の「ようこそ恐竜ラボへ」を見た人が帰り際にのぞいてみることができるようになっており、連日大勢のお客さんが訪れています。昨年までの4年間に実施した「旭川かいぼり調査」での調査結果について展示しているとともに、実体顕微鏡で水生昆虫を観察できる体験コーナーも開いています。土日曜日と連休、お盆休み期間はゼミ生が交代しながら体験コーナーで、子供たちに水生昆虫を拡大した姿を見てもらっています。

 

 
オープンキャンパスPart1
 6月22日に今年度第1回のオープンキャンパスが開催されました。昨年より教室が狭かったことや、昼からの大雨の影響もあり、控えめな展示となりました。ゼミ生が参加者に、研究室で飼育しているカブトムシを見せたり、卒業生の研究内容のポスターについて説明をしました。参加者からの評判も上々でした。

 

 
ホタル祭りに参加
 6月12日の夜に岡山市建部町吉田の竹枝小学校前で開催された、ホタル祭りに参加しました。竹枝で博物館学芸員課程の実習をしている学生と並んで、4年生がこれまでの活動を紹介ました。その後小学生たちによる活動発表、ホタルの鑑賞会等のイベントの後、深夜にかけてホタル観察を行い、地元の人たちと交流を深めました。狙っていたホタルの産卵シーンは確認できませんでしたが、昨年よりもホタルの発生場所が拡大しているとのことで、これまでの取り組みが軌道に乗り始めたという印象を受けました。これからも機会があれば水生昆虫の調査等でお手伝いをする予定です。

 

 
附属中学生対象の「自然教室」
 6月12日の午前中に岡山理科大学附属中学校1年生を対象とした自然教室が実施されました。毎年実施されているイベントですが、今年も教育実習に参加していたゼミ生や大学院生を中心に、昆虫採集や捕まえた虫の同定作業などのお手伝いをしました。かなりの大物も採集することができ、楽しい自然教室となりました。

 


モウセンゴケ生育状況の調査
 5月30日に玉野市のおもちゃ王国で、生地研スタッフの有志とともに湿地の生物調査を行いました。遊園地の片隅にある人工湿地で極めて良好に保護されている湿地特有の動植物について、具体的な個体数や生息状況について把握するために、今年から本格的な調査を実施することになりました。第一回目として、ちょうどたくさんの葉を広げている食虫植物のモウセンゴケを調べました。1uあたり400個体以上が群生している場所もあり、非常に適した生育環境が維持されていることがわかりました。今後、どのような場所を好むかについて、さらに詳細な分析を行うとともに、サギソウやハッチョウトンボなど、他の動植物についても調査を行う予定でいます。→その様子はこちら

 

 
野外調査法(虫班)
 5月29日に2年生の講義、「野外調査法」の生物系実習が行われました。今年も例年のように大学周辺の山および河川敷を中心として調査を行い、どのような環境でどのような昆虫が採集されるのかを調べました。院生、ゼミ生も同行し、採集の手伝いや同定についてのアドバイスなどをしました。実習当日はとてもいい天気でしたが、春からの気温の低さの影響か、例年とは少し採集結果が異なるようにも思われました。→その様子はこちら

 

 
『源流大学』の下見
 5月2日から3日に、ゼミのメンバー総出で鏡野町の白賀渓谷に出かけました。これは7月に開かれる「源流大学」の下見であり、基礎理学科の齋藤ゼミや関西高校の理学部と一緒に予備調査や打ち合わせをしました。翌日には新庄村まで足を伸ばして希少な水生昆虫の調査を行いました。マレーズトラップによる採集をはじめとした本格的な水生昆虫の調査法を学ぶこともでき、得るものが多い調査でした。→その様子はこちら

 

 
水生昆虫調査 その2
 4月24日から25日にかけて新見市の大佐山を初めとする岡山県北地域で水生昆虫の調査と採集を行いました。卒業生が働いているキャンプ場に宿泊し、夜はゼミ生でカレーを作って食べました。驚くほど夜は寒くなりましたが、翌日は天候もよく、研究材料の水生昆虫も予想以上に採集することができ、満足のいく調査となりました。→その様子はこちら

 

 
水生昆虫調査 その1
 新年度となり、新しい4年生の活動が始まりました。まずは就職活動に励みながらも、卒業研究のテーマを決定することになります。今年度は水生昆虫をテーマとするゼミ生が多く、早速岡山市内を流れる旭川に出かけて採集を行いました。

 


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