生物地球学部 生物地球学科
昆虫生理生態学研究室
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ゼミの出来事 バックナンバー(2009年度後期)



学会発表
 3月26日から28日にかけて千葉大学で日本応用動物昆虫学会の全国大会が開かれました。田川ゼミと一緒に参加し、口頭とポスターを合わせて計5件の発表をしました。4年生にとって、いきなりの大舞台での学会デビューで緊張の連続でしたが、何とか発表を終えることができました。他大学等の先生方からいただいた意見を、大学院進学後にいかに生かしていくことができるか楽しみです。

 

 
卒業式
 3月20日に学位記授与式があり、ゼミ生と院生が全員無事に卒業しました。今後の進路は就職、進学などさまざまですが、それぞれの道での活躍が期待されます。


 
シンポジウムでの発表
 2月20日に東京の秋葉原でNPO法人エコロジー・カフェ主催のシンポジウムが開催され、4年生2人が、人工湿地で貴重な動植物が保護されている事を子供たちに楽しみながら理解してもらうための取り組みについて発表しました。1年間にわたるおもちゃ王国での活動を紹介したものです。参加者として行政や企業の関係者なども多く訪れており、興味深く発表内容を見ていました。

 

 
カニ
 卒論発表会も無事終わった2月終わりのある日、みんなでカニ鍋を楽しみました。他ゼミからのゲストも交えて冬の味覚を大いに楽しみました。卒論作成もまだまだ進行中ですが、いい息抜きになりました。

 

 
卒研発表会
 2月14日に卒業研究発表会が開催されました。例年と同様にポスター発表とホールでのフラッシュの2本立てでした。データの分析はまだまだこれからといったところも見受けられましたが、全員無事に発表を終えることができました。今年度は卒論そのものの進行状況がいま一つなので、残された時間で論文を仕上げることになります。

 

 

 


修論発表会
 2月11日に2009年度の修士論文発表会が開かれ、修士2年生の院生がこれまでの研究成果をまとめて発表しました。発表件数も多くいずれも充実した内容でした。見に来た後輩たちにとっても、今後卒論を作成する際に参考となるはずです。

 

 
生物系中間発表会
 12月25日に生物系の4年生、院生による研究中間発表会がありました。前年に比べると和やかな雰囲気で発表が進みましたが、先生や先輩からの鋭い質問に対して苦労する一面もありました。卒業論文の作成のためにもとても役立ったはずでしょう。なお、終了後は生物系合同の忘年会が開催されました。



ふるさと再発見!宇甘川流域生き物調査プロジェクト
 11月8日(日)に「ふるさと再発見!宇甘川流域生き物調査プロジェクト」が実施されました。午前中は支流の大野川で、午後からは宇甘川でたくさんの市民の方たちと楽しく採集を行いました。前の週に調査した旭川と比べて見つかった水生昆虫の種類は少し違っており、特に大野川ではトビケラの仲間を多数採集することができました。また、ホタルの幼虫も見つかるなど、収穫の多い一日でした。→その様子はこちら

 

 
かいぼり調査
 11月1日(日)に「かいぼり調査・ファイナル」が実施されました。今回は理大が主催ということもあり、大勢の学生が調査に参加しました。今年も重点的に調査したアカザの餌となる水生昆虫やホタルの幼虫などの採集には、ゼミ生が後輩を指導することになりました。ポイントによっては終了時刻を過ぎてまで作業を行う大変な内容でしたが、無事に終えることができました。採集した水生昆虫の同定作業という、さらに大変な作業が次に控えていますが…。→その様子はこちら

 

 
生きものの里づくり・勉強会
 10月31日(土)に岡山市建部の竹枝小学校周辺で開催された、「生きものの里づくり・勉強会」に、岡山理科大学の博物館・学芸員課程の学生と一緒に参加しました。竹枝小学校が校章にデザインされているホタルの光でつつまれるような環境を取り戻そうという、竹枝の人たちによるプロジェクトで、和歌山大学の養父教授を招いての本格的な内容でした。小学校周辺の水辺環境の見学や具体的な方策など、実り多い内容でした。その後、暗くなるまで翌日のかいぼり調査の予行練習も行いました。

 

 
前島での調査
 10月29〜30日にかけて、瀬戸内市牛窓町と牛窓沖の前島で一泊二泊での調査を実施しました。陸上の昆虫シーズンも終わりに近づきましたが、天気も恵まれ、とてもいい結果が得られました。調査後の宿舎での食事も最高に素晴らしいもので、一年分の牡蠣を一度に食べた気分になりました。

 

 
かいぼり調査の準備
 11月1日(日)に、旭川中流の鹿瀬橋左岸で今年もかいぼり調査が実施されます。その準備作業が一週間前の10月25日に行われました。朝から現地に集合し、調査場所まで参加者が苦労せずに移動できるよう、竹やぶ伐採などの作業をしました。1時間ほどの作業でしたが、障害物のない広々とした状態にすることができました。

 

 
セミナーでの発表 その2
 岡山周辺におけるカマキリに対するハリガネムシの寄生率を調べた調査結果の発表がセミナーでありました。場所によって寄生率が大幅に異なり、岡山市周辺でも半数近い成虫が寄生されている所から全く寄生されていない所まであることを明確に示した内容でした。カマキリの生態系の中での立場が地域によって異なる可能性が考えられ、どのような卒業論文になるのか期待が持てます。

 

 
セミナーでの発表 その1
 10月以降、セミナーで卒業研究の進み具合とこれからの卒論作成の予定を一人ずつ発表していきます。記念すべき第1回目はオオシオカラトンボの幼虫の成長が飼育環境によってどのように違ってくるのかを調べた研究で、ヤゴが条件によって明らかに異なる成長パターンを見せるという発表でした。これまでほとんど報告されていない結果であり、今後の進展が楽しみです。

 

 
オープンキャンパス第3回
 10月4日に第3回のオープンキャンパスがあり、今回の生物系は昆虫関係2ゼミが合同でイベント展示をしました。秋になって見ることのできる昆虫はそれほど多くはなくなっていますが、これまでに作った標本や写真なども動員し、多様な昆虫の世界を体験してもらいました。

 

 
ゼミ研修会(小豆島)
 9月21〜23日にかけて香川県の小豆島で、昆虫相の調査を主な目的としたゼミ研修会を実施しました。卒業研究の材料のカマキリを採集した他、大学周辺ではあまり見たことのない珍しいカメムシを発見するなど、成果の多い研修会でした。

 

 
カゲロウ大発生の観察
 9月5日に大学近くの旭川河川敷でオオシロカゲロウ大発生観察会が開かれ、それに参加しました。オオシロカゲロウは毎年決まった時期にいっせいに羽化して交尾、産卵します。出てくる時間帯も限られているので、多いときには道路が埋め尽くされるほどの大発生となることがあります。今年は例年と比べて発生が遅いようで、"大発生"と呼べるほどのものにはなりませんでしたが、それでも予想される時間帯にかなりの数の成虫が羽化して産卵する姿を見ることができました。

 

 
カマキリ調査、進行中
 9月に入り、カマキリの調査が順調に進行しています。岡山市内およびその周辺で様々なカマキリを採集して腹部を水につけ、ハリガネムシが寄生しているかどうかを調べます。寄生の有無がわかればマークをつけて逃がし、寄生率の種による違いや時期による変化、生息場所との関係などについて明らかにします。卒論は島の環境に注目して研究を進めていますが、とても面白い結果が得られています。

 


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