生物地球学部 生物地球学科
昆虫生理生態学研究室
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ゼミの出来事 バックナンバー(2008年度後期)



高島干潟を考えるシンポジウム
 3月28日、岡山ふれあいセンターで「ふるさと再発見! 高島干潟を考えるシンポジウム 〜現地からの最新レポート〜」が開催されました。高島の昆虫相調査に参加した、今年度および次年度のゼミ生がその結果についてポスター発表をしました。昆虫の調査は昨年秋に一度実施しただけなので、高島の昆虫全てとはとてもいえない内容でしたが、機会があればまた別な季節にも調査を行いたいと思っています。

 

 
卒業研究の予備調査(小豆島)
 3月10日、卒業研究の予備調査のために小豆島へ行きました。来年度昆虫系のゼミに所属する予定の3年生を中心としたメンバーが参加し、島のあちこちで水生昆虫の分布状況などを調べました。今回の結果をもとにして、今年の夏以降に実施する本格的な調査の方法を検討することになります。

 

 
ウミヘビとカニ
 4年生の卒業論文も大部分が仕上がりかけてきた3月の初め、沖縄土産のウミヘビの燻製と北陸土産のカニを食べました。他ゼミのメンバーも多数加わり、イラブー料理とカニ鍋を大いに堪能しました。猛毒を持つヘビも最後は食べつくされました。卒業直前の一大イベントとして、十分満足することができました。

 


新メンバー?
 卒業研究発表会も終わり、3年生たちによるプレゼミが始まっています。そんな中、研究室にさらに新たなメンバーが加わっています。とてもゆっくりとした動作に全方位を見渡せる小さな目、そしてとても長い舌が魅力です。ゼミ室での生活にも慣れてきたようで、早くも人気者となっています。

 

 
卒業研究発表会
 2月14日、ついに卒業研究発表会となりました。最後のポスターも当日の朝に完成しました。ホールの壇上に上がってのポスターフラッシュで1テーマずつ簡単な発表を行い、その後自分のポスター前で、来てくれた人に説明をします。壇上で言葉に詰まることもなく、堂々とした発表をみんなしていました。

 

 

 

 
卒論要旨集の原稿提出
 1月30日、卒業研究の要旨集の原稿提出の締切日でした。1ページの原稿とはいえ、これまでしてきた実験をきっちりとまとめ上げなければなりません。図や表を入れるかどうか、結果や考察のどの部分を強調するのか、など考えなければならない点がたくさんあります。試行錯誤を繰り返した結果、何とかぎりぎりに(ロスタイムかも?)全員原稿を書き上げることができました。



ミュージシャン誕生?
 卒業論文の作成作業が進行しています。ギラファノコギリクワガタ幼虫が発する音の解析も順調に進んでおり、周波数成分なども明らかになってきました。幼虫に対して録音した音を聞かせて反応を見たり、よく似た周波数の音をキーボードで鳴らして聞かせる実験もようやく始まりました。キーボードの扱いにもすっかり慣れたようで、このままいくと卒業式後の謝恩会で演奏を聴かせてくれるかもしれません。

 

 
忘年会
 今年も残りわずかとなった12月のある日、岡山市内某所で忘年会を開きました。12月末を期限に卒業論文の最初の原稿を提出しなければなりません。さらに年が明けると、卒業論文の作成や発表会の準備に追われる毎日となりますが、この日ばかりはそれも忘れて(?)みんなで楽しく盛り上がりました。

 


ハッチョウトンボの里 調査隊(2008年最終回)
 8月からおもちゃ王国で開催されてきた「ハッチョウトンボの里 調査隊」が11月9日に今年の最終回を迎えました。天気があまりよくなかったこともあって隊員は少なかったのですが、その分全員の調査をていねいにお手伝いすることができました。ここまで寒くなるとハッチョウトンボ以外のトンボも見つかりませんでしたが、水の中のヤゴを探して観察するなど、充実した内容となりました。調査隊は来年もまた結成される予定です。

 

 
クワガタの実験
 クワガタムシ幼虫における発音の機能を調べる研究が、ようやく研究らしくなってきました。ギラファノコギリクワガタの巨大な幼虫を2頭、透明なホースの中に入れて行動を観察しています。比較的単純な装置を使用しての実験ですが、十分に発音行動を観察できます。発音のパターンなど、いろいろな事がわかり始めています。卒業研究の発表会まであまり時間はありませんが、残された期間にどれだけ結果を残せるか、ラストスパートが見ものです。

 

 
第3回旭川かいぼり調査
 11月2日、今年も旭川かいぼり調査が開催され研究室全体で参加しました。水生昆虫を卒論のテーマにしている4年生は自分の研究対象を採集しました。他にも生地研の後輩の調査を手伝うなど、みんな大忙しでした。

 

 
星野ゼミ・田川ゼミとの合同研修会
 10月18日から19日にかけて、前島研修所において星野ゼミ・田川ゼミとの合同研修会を実施しました。18日のお昼に前島に到着し、2組に分かれて湿原や耕作地などの昆虫相を調査しました。夜はみんなで夕食となり、その後も楽しく盛り上がりました。2日目の午前中はみんなで魚釣りをし、サヨリなどをたくさん釣り上げました。午後はフェリーで島を離れ、牛窓周辺でトンボやカメムシなど研究材料を採集しました。採集自体はそれほど順調でもありませんでしたが、他のゼミとの交流も深まりとても楽しい2日間でした。

 


アカトンボの採集

 今年の卒業研究では2種類のトンボを実験材料としています。そのうちの一つがマユタテアカネというアカトンボです。日本全国で見られるトンボですが、なぜか今年はあまり採集することができません。特に大学の近くではほとんど見つけることができていません。仕方なく他の調査に行くついでなどに採集を試みていますが、苦戦続きです。冬が来るまではまだ時間があるので、それまでに研究が成立するくらいのトンボを採集する予定です。
 

 
トビケラの飼育実験
 後期に入り、卒業研究も本格的に進んでいます。ここ数年、岡山周辺における水生昆虫相とその生態について調べています。それに加えて今年は実験室内での飼育実験によって、個々の水生昆虫についてより詳細な生活史の解析を試みています。春から試行錯誤を繰り返した結果、ホソバトビケラを研究対象として飼育を行なっています。トビケラ類の飼育実験は他の昆虫と比べても少なく、今後どのような発見があるのか楽しみです。

 


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