生物地球学部 生物地球学科
昆虫生理生態学研究室
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ゼミの出来事 バックナンバー(2015年度秋学期)



日本昆虫学会・日本応用動物昆虫学会合同大会
 大阪で開催された日本昆虫学会・日本応用動物昆虫学会合同大会にゼミ生、院生が参加しました。アリとトビケラに関する研究成果をポスターで発表し、多くのアドバイスをもらいました。次年度以降の研究にきっと役立つはずです。
 


日本生態学会全国大会
 仙台で開催された第63回日本生態学会大会で、この一年間のカスミサンショウウオに関する研究成果を発表しました。幼生同士の種内競争と血縁者認識についてポスターで紹介しし、大勢の研究者と議論することができました。
 


セミ調査の準備
 次期ゼミ生を対象としたプレゼミが始まっています。室内実験での飼育の練習が中心ですが、夏に実施する野外調査の準備も始まっています。今年度の卒論で実施した、セミの発生と都市化の関係についての調査で使用した測定機器の回収を岡山市内の公園で行いました。次年度(今年の夏)は、調査する公園の数を増やす予定なので、候補地選びのための予備調査と写真撮影も同時に行いました。
 


卒業研究発表会
 2月13日に卒業研究発表会が開催されました。生物地球学部ができて最初の卒業生による発表会です。附属高校の体育館を借り、広々とした会場でたくさんのポスターを見て回る形式でした。今年はセミ、トビケラなどで研究が大きく発展する結果が得られ、発表会でも教員や他の学生との間で白熱した議論が繰り広げられました。
 


岡山野生生物調査会総会での発表
 1月17日に操山公園里山センターで開かれた岡山野生生物調査会総会で、ゼミ生4名と大学院生1名が研究成果を発表しました。「ヤマトビイロトビケラの生態の解明」、「オオシロカゲロウの羽化ピークと環境の関係について」、「トビイロケアリ女王の歩行活動リズムと概日リズムの関係について」の3題について話をしました。4年生にとっては現在卒業論文をまとめている最中なので、1ヵ月後に予定されている卒業研究発表会にむけて、ちょうどよい練習になったかもしれません。
 


カスミサンショウウオ調査
 カスミサンショウウオの野外調査を真庭市で実施しました。12月に入り、山道には前日に降った雪が残っており、寒さを我慢しながらの調査でしたが、まだ鰓のついた幼生を数多く見つけることができました。また、複数頭の成体も観察することができました。産卵時期にはまだ早いはずなのですが、温かい湧水の中で春が来るのを待っているのかもしれません。調査後は岡山理科大学蒜山学舎でのんびりくつろぎました。
 


卒業研究中間発表会
 11月28日に卒業研究の中間発表会がありました。生物、地球、地理考古の分野ごとに分かれ、スライドを使いながら卒業論文の進行状況について説明しました。4年生と教員だけでなく、配属希望ゼミ調査の最中となる3年生をはじめとする下級生も大勢見学に訪れました。他ゼミの先生からの質問に苦労しながら返事する場面も数多くありましたが、順調に発表会を終えることができました。
 


野外調査法実習II(同定作業)
 「野外調査法実習II」の第2回目を11月27日に実施しました。前回の調査で採集した水生昆虫を分類群ごとに分け、最終的には図鑑で種を同定しました。4つに分けた地点によって採集できた水生昆虫の個体数が違っているなどの理由で作業が比較的短時間に終わった班もあれば長引いた班もありましたが、水生昆虫についてより詳しく知ることができたのではなかったでしょうか。
 


母谷新田池干し調査
 11月22日に開催された、ため池の在来種保護活動に参加しました。池の水を干上がらせて魚を捕まえ、ブラックバスなど特定外来生物の駆除と在来生物の保護をするイベントで、地元の子供たちなど大勢の人が参加しました。池の底にたまった泥があまりにも多く、みんなで水に入って魚捕りとはいきませんでした。そのかわりに刺し網や投網で捕まえた魚を子供たちが中心となってバケツなどで運びました。午前中の作業で100匹以上の魚を捕まえましたが、全てブラックバスであり、ため池という閉鎖的な環境でのブラックバスの影響の大きさがよくわかりました。水生昆虫相も調べましたが、泥が多すぎて苦戦しました。それでも、周囲の水路も含めて様々な水生昆虫の生息を確認しました。→その様子はこちら
 


大野川ホタル調査会
 11月8日に、旭川水系、宇甘川支流の大野川でホタルの幼虫探しイベントがありました。小雨混じりのどんよりと曇った一日でしたが、地元の人や他学科の学生、高校生たちと一緒にホタルの幼虫、ホタルの餌となるカワニナ、魚類などの水生生物を探しました。川幅も小さな小川ですが、特にさまざまな水生昆虫が生息環境に応じて棲み分けていました。お目当てのホタルも、さまざまな大きさのゲンジボタル幼虫が無事に見つかりました。来年もたくさんの成虫を見ることができそうです。→その様子はこちら
 


野外調査法実習II(旭川かいぼり調査)
 11月1日に開催された、旭川かいぼり調査に生地2年次生開講科目「野外調査法実習II」を受講している約20名が参加し、水生昆虫相の調査をしました。せき止められた分流を4地点に分け、それぞれのポイントにどのような水生昆虫が生息しているのかを調べます。今回は採集のみでしたが、採集した昆虫は大学に持ち帰り、改めて図鑑を用いて種の同定をします。かいぼり調査が始まってから10年、魚類相には明らかな変化が見られており、水生昆虫相にも優占種が変化している印象があるという専門家のコメントもありました。調査結果が楽しみです。→その様子はこちら
 


旭川かいぼり調査・勝山
 10月25日に「旭川かいぼり調査・勝山」が、真庭市勝山で開催されました。川の流れを一部せきとめ、そこにいる水生生物を観察するイベントです。オオサンショウウオの生息域でもあり脊椎動物についても色々と面白い生物が見つかる場所ですが、今回はゼミのメンバー総出で水生昆虫の調査をしました。→その様子はこちら
 


野外調査法実習I
 1年次生対象の「野外調査法実習I」を9月18日に実施しました。昆虫の実習を選んだ30名近い1年生が、大学の裏山で「目標10目(もく)」の昆虫を探しました。採集後は実験室で見つけた虫の同定作業をしました。あとは、スケッチを仕上げレポートをまとめて期限までに提出することとなります。→その様子はこちら
 


オープンキャンパス(第3回)
 6月14日に今年度第一回オープンキャンパスが開催されました。生地では、今回も恐竜コースが圧倒的な人気でしたが、生物学実験室にも動物・植物に興味を持つ大勢の見学者が訪れました。今年は虫好きのゼミ生が多いので、展示している昆虫や標本について詳しい説明をすることができました。8月の第二回には、さらに大勢の見学者が来てくれることが予想されるので、それまでに生き虫と標本の両方を充実させる予定です。
 


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