生物地球学部 生物地球学科
昆虫生理生態学研究室
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ゼミの出来事 バックナンバー(2020年度春学期)



夏休み中の卒業研究
 昆虫を実験材料とする研究室として、夏休みは重要な時期になりますが、コロナ対応のため本格的に実施しづらい状況が続いています。季節的な制約の関係で既に始まっているテーマもありますが、研究室を「密」な状況にはできないので、秋学期になってから開始する研究も今年は多くなる予定です。
  


動物学実習
生物地球学科3年生対象の野外実習について、今年は宿泊を伴う実習を行わないこととしました。北海道での実習を楽しみにしてくれている学生もいるだけに、苦渋の決断となりました。今年は宿泊を伴わず、大学周辺で実施する予定です。


コカマキリ
 コカマキリの飼育が始まっています。名前の通り小さなカマキリなので、幼虫の大きさに合う餌を確保するのに苦戦しています。無事に成虫まで育ってくれるといいのですが…。
 

 


オタマジャクシ
 今年はカエルのオタマジャクシの飼育実験を行っています。まずは、これまで研究を進めてきたサンショウウオと同じような実験を行い、結果を比較することになります。うまく育ってくれることが期待されます。
 


田植え
学科のイベント、餅つき大会で使うもち米の田植えがありました。大学祭で生地研が販売するうるち米の田植えも同時に行うということもあり、ゼミ生だけではなく生地研のスタッフが参加しました。手植えを体験するだけではなく、田植え機も運転するなど、楽しいイベントとなりました。秋の稲刈りが楽しみです。
 

 


温度計交換
 香川県丸亀市の手島に設置した温度計の交換をしました。コロナ感染拡大の防止を考え、大勢での作業ができないこともあり、最小限の人数で行くことになりました。カブトムシも元気に育っているようで、幼虫を傷つけないように注意しながら地面に埋めた温度計を掘り出す作業に苦労しました。何とか交換を済ますことができました。
 

 


ナナホシキンカメムシ
 春休みから飼育を始めているナナホシキンカメムシが産んだ卵が孵化し、幼虫が大きくなってきました。なかなか産卵が始まらず、室内での飼育は困難かと思ったこともありましたが、少し希望が見えてきたようです。今年は、オープンキャンパスなどのイベントで展示するカブトムシやクワガタムシなども最低限の数を維持しているだけになっています。オープンキャンパスも例年と同じ形での実施が難しそうですが、無理のない範囲で展示に活躍してくれそうな昆虫も維持する方針です。
 


ノコギリクワガタ
 昨年から飼育実験をしているノコギリクワガタ幼虫が育っています。一時期、容器内にダニが発生するなどして飼育環境の悪化が心配されたのですが、何とか致命的な事態は回避できたようです。今後大きな問題なく成虫が出てくることができればいいのですが。
 


カスミサンショウウオ
 卒業研究のテーマの一つとして、カスミサンショウウオの野外における発育を調べるというものがあります。早春に産卵し、岡山市内ではおそらく夏前には幼生が変態して陸上生活を送ることになるので、この時期でないと調査ができません。大勢で密になって行う作業は全くないとはいえ、この時期の研究活動は気を遣う部分もたくさんあります。無事に調査が最後までできることを祈るのみです。
 


春学期のゼミ活動
 新年度が始まりましたが、卒業式に引き続いて入学式も中止となりました。春学期の講義も例年と同じようにはできない見通しです。ゼミ活動も春学期は基本的に自粛の方針となりました。既に始まっており今を逃すと1年後までできない実験や調査のみを行い、研究室にくるゼミ生も必要がある場合に最小限の人数でとなっています。


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