生物地球学部 生物地球学科
昆虫生理生態学研究室
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ゼミの出来事 バックナンバー(2011年度前期)



学会発表
 日本昆虫学会の大会が長野県松本市の信州大学で開催されました。岡山からは遠いので、卒業研究で忙しくしている4年生は大学でお留守番になりましたが、大学院生がこれまでの研究成果を発表しました。他大学の先生が多数来られる前で実力を遺憾なく発揮できたでしょうか。

 


生地研島イベント
 生物地球システム研究会の夏休みイベントが前島研修所でありました。今年は生物関係では研修所周辺の昆虫をライトトラップやベイトトラップなどで採集するほか、海産プランクトンの観察など盛りだくさんの内容なので、生地研スタッフOBのゼミ生や院生も指導を兼ねて(?)参加しました。砂浜に仕掛けたトラップには山のようにフナムシやダンゴムシが入っていましたが、海浜性の昆虫も採集され、今後の同定作業が楽しみです。大学紹介のビデオ撮影のカメラが入ったほか、島イベント恒例のバーベキューや魚釣りなども楽しみました。→その様子はこちら

 


蒜山での採集
 生物地球システム学科3年次生の科目、「生物学野外調査特論」が岡山県の蒜山で実施されました。その機会にゼミの学生も生物調査に参加しました。運悪く台風の接近と重なってしまったために十分に採集することができませんでしたが、卒業研究が本格化する中の泊りがけのイベントで、ちょっとした気分転換になりました。

 


ウナギ&サザエ
 夏は昆虫を研究する学生にとって本格的に忙しくなる季節です。夏バテ対策も欠かせません。夏休みも後半戦に入ったある日、他ゼミの学生も誘ってウナギを食べる会を開きました。山陰地方出身の学生に買ってきてもらったサザエもウナギとあわせていただきました。土用の丑は過ぎていますが、まだまだ暑い日が続いています。なんとかこれで夏を乗り切りたいものです。

 

 
トビケラ調査 その3
 8月半ばに入り、陸生トビケラの野外調査を再開しました。今回は夏休眠に入っている幼虫を探すことが一番の目的です。まずは調査地の草刈りから開始しました。それがすめば、次はどこかに隠れているはずの幼虫を探します。砂でできたミノムシのような巣に入っている幼虫なので、遠くには移動しないと思われますが、これまで発見例がないとのことなので、全くの手さぐりでの調査となりました。他の研究テーマのゼミ生も加わり地道な作業を続けた結果、ついに目指すヤマトビイロトビケラを見つけることができました。

 


それゆけ!トンボ調査隊
 夏休み恒例の、トンボ調査隊が今年も結成されました。おもちゃ王国の湿地に生息するハッチョウトンボなどの動植物を子供たちと探すイベントです。昨年に引き続いて参加してくれた子供たちもいました。今回が初めてという大学生もかなりいましたが、子供たちと仲良くなって一緒に調査に汗を流しました。とても暑い一日でしたが、楽しくにぎやかに自然と触れ合うことができました。

 

 
第二回旭川源流大学(中高の部)
 旭川源流大学、中高生の部が8月10〜11日に実施され、岡山の中学・高校生が数多く参加しました。7月にあった一般の部と同様に、真庭市から新庄村にかけてのさまざまな場所をまわり、地質や水生生物、人々の生活などについて体験的に学びました。今回は見つけた動植物や水質などについて勉強した内容を発表するなど、積極的な姿が印象的でした。大学生も朝早くから水生昆虫を探しに出かけた他、昨年参加した卒業生も駆けつけてくれ、中高生の勉強を手伝いました。

 

 
オープンキャンパス Part2
 今年度第2回のオープンキャンパスが8月6〜7日に開催されました。新学部に興味を持ってくれた大勢の参加者が訪れ、ゼミ生もお手伝いの生地研スタッフなどと混じって大忙しでした。今回は学科の相談コーナーとイベントコーナーを別の建物で実施する方針にしたあおりを受け、昆虫の展示は2ヶ所に分かれることに…。人目につく大きなカブトムシやクワガタムシも少なく不安いっぱいでしたが、学生の活躍もあって評判は上々でした。

 


親子で参加 昆虫教室
 今年から倉敷市の学習塾や岡山理科大学附属中高と連携して、夏休みの昆虫教室に参加することになりました。場所は身近な場所で貴重な自然が保護されており、トンボを中心とした珍しい昆虫をたくさん観察できる、玉野市のおもちゃ王国です。虫に詳しい子供たちもいて、学生も驚きました。顕微鏡での観察や、生きているカブトムシも実際に見てもらうなど、楽しんでもらえたのではないかと思います。

 

 
第二回旭川源流大学(一般の部)
 昨年度から始まった旭川源流大学、今年はパワーアップして一般の部と中高校生の部に分かれての実施となりました。第一弾は一般の部で、真庭市の竜宮岩や新庄村の毛無山などで、地質、水生生物など旭川源流域の自然とそこに暮らす人の生活を体験しました。ゼミ生も参加者より一時間以上早く現地入りして、どのような水生昆虫がいるか下見をしました。終了後は、基礎理学科の実習と合流し、水質調査に加わったほか、夜には灯火での昆虫採集なども楽しみました。→その様子はこちら

 

 
昆虫食を満喫!?
 夏休みも近づいたある日、帰省や遠出しての採集などのお土産をみんなで食べる会を開きました。その最後には信州特産の昆虫の佃煮が現れ、蜂の子やイナゴなどを試食しました。水生昆虫を調べていると岡山でも必ず出てくるヒゲナガカワトビケラは、信州ではザザムシと呼ばれて食べられます。卒業研究で水生昆虫を調べているメンバーも、食べる方はあまり得意ではない様子でした。

 

 
おもちゃ王国湿地調査(第二回:ハッチョウトンボ)
 おもちゃ王国の湿地調査、第二回目のハッチョウトンボを予定通りに実施しました。昨年より少し調査項目を増やし、トンボの姿勢などについても今回は注目しました。夏休みは卒論などで忙しい時期なので、すぐにはデータがまとまらないかもしれませんが、分析結果が楽しみです。→その様子はこちら

 

 
ホタル観察
 岡山市内でのホタル生息調査に今年も協力しています。今年度はホタルをテーマにした卒業研究をしていたゼミ生はおらず、他ゼミの4年生なども誘って梅雨の晴れ間に竜ノ口山周辺に出かけました。やや時期が遅かったかもしれませんが、ゲンジボタルやヒメボタルを多数記録することができました。

 

 
オープンキャンパス Part1
 オープンキャンパスが6月19日に開催されました。今回は生物地球学部の新設をアピールするため、展示物や説明内容も豊富なものとなりました。使用する部屋も広いために、取り外した固定机の移動といった準備から展示、後片付けに至るまでゼミ生、院生も大忙しとなりました。その甲斐あって、昨年を大きく上回る見学者が来てくれました。昆虫や水生動物に興味を持ってくれる高校生もあり、満足のいく内容でした。

 

 
附属中学 自然教室
 6月18日、ここ数年恒例行事となっている岡山理科大学附属中学生の自然教室が開かれました。直前まで雨が降っていた雨も出発時には上がり、楽しく昆虫採集に出かけることができました。足元もぬかるんではいましたが、たくさんの虫を見つけることができた人もいました。

 


トビケラ調査 その2
 トビケラの調査が連続しています。今回は世界的にも珍しい陸生のヤマトビイロトビケラの生息地を訪ねました。このトビケラを調べているラポート牧山の岩城先生に案内してもらい、予想していたより多くの個体を見ることができました。成虫が秋に羽化する昆虫であり、陸上への進出に伴う生活史の変化など、興味深いテーマが盛りだくさんです。今後ぜひ、共同研究を進めていきたいところです。

 

 
トビケラ調査
 岡山市の北西部のため池や川で、卒業研究の材料となるトビケラの調査を行いました。見事な里山環境が残されている所で、短時間でも昆虫相の豊かさがよくわかりました。目的のトビケラについては、時期が少し遅かったため水中で生活する幼虫はあまり見つかりませんでしたが、成虫や卵塊を発見することができました。今後とも調査を継続できれば、と思っています。→その様子はこちら

 


おもちゃ王国湿地調査(第一回:モウセンゴケ)
 玉野市のおもちゃ王国にある人口湿地の生物調査が、今年も始まりました。第一回目では昨年度に引き続いて、食虫植物のモウセンゴケの分布調査を実施しました。湿地内のあちこちに設定した区画内のモウセンゴケの個体数を記録して、場所による違いがないかを調べます。

 今回は生地研スタッフの1年生も参加してくれたので、充実した調査ができました。これから夏に向けてたくさん羽化することが予想される、ハッチョウトンボの調査を7月に実施する予定です。→その様子はこちら

 


野外調査法
 5月21日、2年次生対象の「野外調査法」が今年も実施されました。山と草原の昆虫を採集してその種類を同定するとともに生息場所などの情報についても記録します。10目(もく)の分類群に属する昆虫を見つけなければいけないので、4年生や院生の先輩もお手伝いをして格好いいところを見せていました。→その様子はこちら

 

 
源流大学下見調査
 5月3〜4日に、今年の夏に新庄村で開催される旭川源流大学の下見調査が実施されました。基礎理学科、岡山野生生物調査会、関西高校理学部などから合わせて20名近くが参加しました。毛無山の植物を観察しながらのノルディックウォーキングと森林セラピーの体験や水生昆虫の調査、さらには今年の卒業研究の材料を採集するためのマレーズトラップの設置など、盛りだくさんの内容となりました。特に、ここ数年探し続けながら見つけることができなかった希少種の水生昆虫をついに発見するなど、多くの成果が得られました。→その様子はこちら

 


竜ノ口山登山
 4月10日、生地研による今年度最初のイベント、竜ノ口山登山が開催され多くの新入生が参加しました。学科教員と2〜4年生も多数来て、盛大な会となりました。ゼミの4年生もほとんどが参加し、先生方の説明に耳を傾けたり他ゼミの学生や後輩との交流を深めました。また、星野ゼミと共同で進めている研究材料を探すなど、収穫の多い一日となりました。

 


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