/* 画面に字を表示する 1-1.c */ /* スラッシュ・アスタリスクとアスタリスク・スラッシュに挟まれた部分は無視されるので、 commentを書くのに使われる。どこに書いても良い。program中の改行や、tab、半角space なども無視されるので、programを読み易くするために多用される。 */ //(スラッシュ2本)の後から、その行の末尾(改行箇所)までも同様に無視される。 #include <stdio.h> /* 初めにこの文を書かねばならない。include は「取り込む、含める」の意。< > の形を 間違えない事。stdioは、standard (std) input(i) output(o) [=標準入出力]を簡略化 した名で、h は、header file、つまりprogram先頭に読み込むべきfileである事を意味する。 programの中で使用する命令、関数の主なものをこの header file中で定義しているので、 これを読み込まないとどうしようも無い。include命令の前には、#を付ける事。*/ int main(void) /* program本体は必ずmain()で始まり、その後に続く{ }の中に、様々な命令(文)を書く事に なる。mainは、主・本体の意。intはinteger=整数型の意味。programが正常終了してOSに戻る 時に、通常は 0の様な整数値を戻すのでこの様にしておく。これが無くても可。()中のvoidは、 空の意。programがOSから何も渡されていない(この意味は気にしない)のでvoidにしてあるが、 無くても可。つまり、main()だけでもよい。*/ { /* この{ から最後の }までの中身がprogramの本体 */ int h=156,w=50,ws=62; /* intは、h,w,wsなどの変数に代入される値が整数値(integer)に限る事を宣言する。 最後にセミコロン";"を付ける。C のprogramは文から出来ており、文の最後には必ず";"が要る。 この種の宣言文は、"main(){ " の直ぐ後に書かねばならない。 例えば、後述の"printf(...);"(画面に何かを表示する命令)の後に、この宣言文を 書いたりすると、compilerに「その場所では宣言できない」と叱られる。 int h,w,ws; と書いた後で h=156;w=50;ws=62; などと書いても良い。 この時、上段が宣言文。下段はそれぞれが代入文になるので、文末に";"が必要。 (h=156;←ここ w=50;←ここ) 初めの"int h=156,w=50,ws=62;"の様な書き方は、代入ではなく初期化である。宣言は、もちろん int h; int w; int ws; と書いて良い。とにかく分かり易く書く。 */ float pi=3.141593; char rank='A'; /* 上は、浮動小数型実数の型宣言と初期化。変数piに値を入れる。floatは浮動の意。 floatの有効桁は 6桁である。float宣言した変数に、それ以上の細かい数値を代入しても 妙な不定値が入るだけである。 次は文字型変数の宣言と初期化。rankという文字型変数にAを入れる。 おさめる文字は' 'で囲む。charはcharacter=文字型の意。元々は符号・記号などを意味する言葉。 一つの文字変数に一文字を入れる場合、この様に書く。 */ printf("点数を表示します。\n"); printf("応プロ=92 点\n"); /* printfは画面表示の命令であり、printf();の形で使う。 format して(形を整えて)print(写す→画面に)の意。従って、ここで初めて画面上に 文字が現れる事になる。( )の中に、表示したい内容を書式とともに記述する。書式は" "で 囲んで示す。上の例では、"点数を表示します。\n"というのが書式になる。最後の\nで改行。 これがないと画面上で「点数を表示します。応プロ=92 点」と表示されるが、\nがあると 点数を表示します。 応プロ=92 点 となる。 書式中の \n は、(new line [paragraph], 新しい行[段落])の意。新しい行、即ち改行される。 前に \が付いているのは、文字としての nと区別するため。でないと、n がそのまま表示される。 書式の部分には何を書いても良い。ここに書いた言葉が画面に現れるので、色々な事を表現できる。 */ printf("\n"); /* 改行の後で、更に\nだけをprintfすれば、一行あける事になる。 下の例の様に、書式の最後に\nを余分に付けておけば同じ事である。 */ printf("身長=%d cm\n",h); printf("体重=%3d Kg\n",w); printf("ウエスト=%3d cm\n\n",ws); /* 上も printf(); の例。今度は変数 h, w, ws を表示している。 書式中に%dを書くと、その場所に変数の値(予め用意しておいたもの)が表示される。 %dは、整数値を表示させるのに使用。dは、decimal(十進法)の意。 %3dの様に%の後に数字を入れると、その桁(上では3桁)で右詰め表示される。 ここではhに156、wに50、wsに62を入れてあるので、 身長=156 cm 体重= 50 Kg ウエスト= 62 cm と表示される。 これを、一行にまとめて表示する場合、各printf文の書式から\nを取っても良いが、 下の例の様に書く事も多い。こうすれば、幾つもの変数を一つの書式で表示できる。 書式の最後に\nが二つあるのは、上述の様に一行空けるため。 */ printf("身長=%d cm 体重=%3d Kg ウエスト=%3d cm\n\n",h,w,ws); /* 今度は小数表示 */ printf("π=%f\n",pi); printf("π=%.4f\n",pi); /* 値が小数値(整数以外の実数)の場合は、%dではなく%fを使う。fは、float(浮動)の意。 小数点以下の桁数を指定する場合は下段の様に書く。上段の様に指定がないと、 小数点以下は 6桁表示する。つまり、 π=3.141593 π=3.1416 と表示される。 */ printf("\n"); /* 一行あける */ printf("評価=%c\n",rank); /* 文字を表示するには、%cを使う。 cは character(文字)の意。書き方は上と同様。画面には 評価=A と表示される。*/ printf("\nEnd\n"); /* 最後にEndと表示して */ return 0; /* 初めに書いたように、OSに正常終了した事を示す値 0 を返して終わる。 returnは戻る意。returnの後には何らかの値を持つ式を書き ; を付ける。 このreturn 0;は無くても可。*/ } /* この"}"で、main()が終わる。Program 終了。 このTextは、このままでprogramとして有効。commentや余分な改行を削除すると 随分短くなる。 */