三次の霧の海!!                         

ああ、絶景かな。

霧が広島県三次市街地の上空に発生した22時ごろの高谷山(三次市東部)からの風景です。写真右側(南)と写真左側(北)から霧が流れてきて、市街地を覆っていく様子を捉えることができました。この日の霧は、通常よりも早い時間帯に発生したので、まだ街の光がたくさん見られており、街の光と霧が最高のコラボレーションをかもし出していました(^ ^)




おなじく高谷山から見た日の出の『霧の海』です。この写真は、撮影した中でも一番綺麗に撮れたもので、霧の上端が波打っている様子もよくわかって、満足な一枚です! このように、三次の霧はとてもダイナミックな動きを見せてくれます。





さっそく霧を観測

目視観測で使うビデオカメラを調整しています(左写真)。このカメラを使って、霧が流れる様子を撮影しました。また、熱赤外画像(サーモグラフィ)を撮影する機器も使うことで、夜間の霧の動きや表面温度を調べました。これによって、大規模霧の発生メカニズムを解明する手がかりになります。


     

地上も多地点観測

観測では、三次盆地の外側から内側まで、自作の気温・湿度測定器を設置しました(左写真)。この機器 を約50ヶ所に設置して、霧の発生に重要な空気中の水蒸気量の変化を追いました。



高谷山の展望台で霧の目視観測を行いました。日曜日などの休日には、多くの人が来訪して「霧の海」を見ていました。テントの中で霧の動きをモニタリングしながら、観測をしています。この観測では、地元の「ネットA-趣向」「霧中クラブ」の皆様方に多大なご協力を頂きました。大変お世話になりました。

     

上空も気象観測

最近はドローンも気象観測に利用できるようになり、これまでわからなかった霧の内部の気象状態が容易に明らかとなります。完全防水性のドローンに超小型の温湿度計などを設置することで、おもしろいデータが取れます。



ドローンを鉛直方向へ上昇させながら、気象データを連続的に取っていきます。ドローンには可視カメラが装備されているので、下の写真のような霧の映像も撮影することができました。


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