生物地球学部 生物地球学科
昆虫生理生態学研究室
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「オオシロカゲロウにおける同調羽化機構の解析」

 オオシロカゲロウは日本各地の川で成虫が大発生し、川沿いの道や橋の街灯に飛来して路上に降り積もることで、交通障害を発生させることがあります。大発生がみられるのは9月頃の日暮れどきに限られ、一度に大量の成虫が羽化して産卵して、その後まもなく死んでしまいます。オオシロカゲロウがどのようにして成虫が羽化する時期を決めているのかについては、これまでに研究例があるものの、まだはっきりしたことはわかっていません。

 岡山市内を流れる旭川などでは毎年、オオシロカゲロウの大発生が確認されています。そこで、どのような環境要因に反応することによって一斉に羽化することができるのかについて、研究を行っています。