クワガタムシの幼虫には、人が聞き取れるほどの大きな音を出すものがいることが知られています。これは幼虫が朽ち木の中で別の幼虫と出会って傷つけあったりすることが起きないようにするためであると考えられていますが、それを実験的に明らかにした研究はなされていません。そこで、幼虫がお互いの出す音にどのように反応してどのような行動をとるのかといったことを現在調べます。これまでの卒業研究では、材料としてはクワガタムシの仲間でも特に大きな音を出すギラファノコギリクワガタを使用しました。