都市気象(ヒートアイランド)(研究最前線)







     
岡山大学と共同で,岡山市街地の熱赤外画像を撮影する目的でヘリコプター観測を実施しました.
岡山市街地で発生するヒートアイランド現象と建物などで構成される地表面の温度分布の関連性を調べることが目的で,
同時に地上気温も多地点で計測しています.
岡山市の詳細な表面温度分布の計測は研究例がなく初の試みで,今後の画像解析が楽しみです.







     
岡山平野で観測された地上気温の分布図を作成しました.左が夏季,右は冬季の結果です.      
   夜間はヒートアイランド現象がはっきりと表れています.      
興味深い点は,日中は岡山中心部の市街地のほうが気温が低くなることと,夜間のヒートアイランドの位置が夏と冬で違っていることです.
詳しくは,トピックスをご覧ください.








自動車をつかった移動気象観測.岡山の市街地と郊外にわたる広域の測定をおこないました.      
   先のちゃりんこと同様,やっぱりかっなり怪しいです...








自ら開発した局地気象モデル(DryARD; Dry Atmospheric Regional Demonstrations) による数値シミュレーション.     
          海風循環とヒートアイランド循環の相互作用を調べてみました.
       左が都市が海岸に1つある場合,右が都市が海岸と内陸に計2つある場合の結果です.
違いがわかりますか?








東京都心でおこなった観測.      
      左は,自転車で移動しながら街のあちこちで気温や日射量などを測っている様子です.      
      周りの人からかなりじろじろと見られていました...      
      右は,ビルの非常階段を利用して気温の高度分布を測っている様子です.      
      測定自体は測器を固定しておくだけなのですが,とりつけとりはずしが怖いです(^^;




研究最前線に戻る