生気象(健康と気象の関わり,生物季節)






     
愛媛県大洲市で冬季に発生する強い局地風「肱川あらし」を体験したときの寒冷ストレスをモニタリングしました.
気温,相対湿度,黒球温度,風速などの気象要素のほか,血圧,舌下温,体表温,心拍数などのバイタルサインも計測します.



     
冷たい風が体に吹きつけてくるので、たまりません! 髪の毛も、ぐちゃぐちゃです・・・
肱川にかかる橋を渡るとき、強烈な肱川あらしに遭遇しますが,他の場所ではそれほど風もありませんでした.
肱川あらしの寒冷ストレスは,心拍変動の時間変化をスペクトル解析することで推測します.
モデル計算から再現される肱川あらしの寒冷ストレスの変化と,実際に観測した変化を比較していきます.





     
夏の暑熱環境下で,実際にどのくらい身体に熱の負荷がかかっているかを調べてみました.
気温,相対湿度,黒球温度,風速などの気象要素のほか,体温,血圧,皮膚温度などの生理変化も計測します.



     
街中にある交通量の多い大通り交差点,住宅地,河川の土手,街区公園など,
人が普段通ったり過ごしたりするさまざまな屋外に行って計測をしてみました.
このとき同時に,被験者が感じる温熱感などの申告も記録することで,
気象・人体生理の変化と温熱感覚(体感温度)の関係を明らかにします.






     
多くの人が行き交う都市緑道の快適性を,温熱指標を計測することで明らかにしようと試みました.
気温,相対湿度,黒球温度,風速などの気象要素を同時に計測することで温熱指標を計算することができます.
今回は岡山市街地内にある西川緑道と臨港グリーンアベニューを対象に,WBGTとSET*の2種類の温熱指標を計測しました.



     
緑道を形成する植生や遊歩道の表面温度も熱赤外画像撮影機器を使って測定しました.
植生の表面温度は周囲よりもかなり低く,それによってできる路面の日陰もはっきりと低温である様子がわかります.






     
ヒートアイランド(都市の高温化)現象は,植物の生長過程に影響を及ぼしているのか??
生態系への影響としてソメイヨシノの開花を取り上げて,実際に樹木の幹に温度計を設置しました.
ヒートアイランドとの関係を正確に調べるためには,岡山市一帯のソメイヨシノの開花と気温を調査する必要があります.
30地点近くの観測地点を設けて,数年間にわたって調査をしていきます.






     
人々が活動するいろいろな場所で熱中症が発生する危険性を調査しました.
左の写真がスポーツグラウンドで測定している様子.
右の写真はその測定器で,乾球温度計・湿球温度計・黒球温度計からなっており,
これらの温度を組み合わせて熱中症の危険性を把握することができます.
ラジオの取材もうけました!!








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