ぶどうと気象                         

農業気象(ぶどう畑)

ミカンに続いて、ブドウと気象環境の関係を追っています。岡山理科大学ワイン発酵科学センターのご厚意で、ワイン用ブドウの栽培実験圃場で研究できることになりました(左上写真)。
まずは、気象観測機器の設置です(右上写真)。気温・湿度・風向風速・降水量・日射量を測定できます。さらに土壌の水分状態も調べるため、土壌水分計を地中に埋めました(左下写真)。ブドウの着色は、ライブカメラを設置して無人撮影しておきます(右下写真)。



      


ブドウの品質を調査

ワイン用のブドウ品種である、シャルドネやカベルネ・ソービニヨンなど6種が栽培されています。ブドウの品質を気象条件と関連づけていくため、ブドウの着色や大きさ、糖酸度を測定します。ブドウの成長にとって、7月下旬あたりに始まるヴェレゾン期の気象が特に重要になってきます。



     


おいしいワインが飲めるかな?・・・

ブドウ果汁の糖酸度を定期的に測定します(上段写真)。これを毎年おこなっていき、年による気候の違いとの関係を明らかにし、どのような気象条件がワイン用ブドウにとって良い品質となるかを考えていきます。収穫後は、ワイン発酵科学センターで果粒を集めて果汁を搾り出す作業に参加しました(下段写真)。どんなワインになるんでしょうか?




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